症例1〜膝の違和感〜

⚫️患者様の主訴(主な訴え)


長期(1−2年)に渡り歩くときに膝の内側に違和感がある

⚫️患者様の背景


山登りが趣味
趣味の山登りをこれからも末長く続けていきたい

⚫️当院の見解


・歩行時に本来必要な量の太ももの筋肉が動作に参加できていない。
・歩行時の膝の使い方の改善(膝の内側への負担)
・山登りを行って行くために下半身の筋力の強化

⚫️施術


*手技
・手技を中心とし
筋肉を柔らかくし、血流を良くしていきます
(硬くなり、使いづらくなっている筋肉を使えるようにしていきます)
・AMS自家筋力矯正(当院オリジナル)
姿勢の悪さや使えていない筋肉が多数存在するため
→姿勢を元の位置に戻して行くこと
→使えていない筋肉を再教育し、使えるように(骨だけ正常位置になっても筋肉が使えなければ悪い位置に戻りやすいからです)

*アドバイス(当院の見解と連動)

・歩行時に本来必要な量の太ももの筋肉が動作に参加できていない。
-椅子スクワット
膝に一番負担が少ないスクワットになります。
80代の方で膝が90°以上曲がらない方でも
しっかり行うことで膝の痛みなく行う事ができました。

・歩行時の膝の使い方の改善(膝の内側への負担)
-踵重心
つま先に重心がかかると膝が内側に入りやすいので
(足は踵の方から伸びているのでこちらの方がバランスが良いです)

・山登りを行って行くために下半身の筋力の強化
マシントレーニングを用いた下半身の強化
当院独自で選定した死ぬまで歩くためのトレーニングマシンにて
トレーニングを行い症状の軽減に伴いながら下半身の筋肉への
負荷を上げていきます。

⚫️結果


手技での施術+椅子スクワットにて膝の違和感が
改善しました。
特に椅子スクワットが大きく効果を発揮したものだと考えられます。
大きな原因は
【歩行時に本来必要な量の太ももの筋肉が動作に参加できていない】
とゆうところでした。
このままでは
姿勢や歩行動作が悪いままで再発してきてしまうので
引き続き
・歩行動作の改善
・下半身(特に大腿四頭筋の強化)を行っていく

⚫️根本的な解決


*姿勢の改善
*下半身の筋力強化
*歩行の改善
この3点で根本的な解決を図っていきたいと思います


⚫️10年後の将来における懸念点

【変形性膝関節症】
になる可能性が高いと思われます。
膝が内側に入ってしまう傾向が強く
反り腰になりがちのため
つま先重心になり、膝の内側に負担が大きくなります。

⚫️補足


猫背(巻き肩含む)ー反り腰ーつま先重心
この3つの姿勢には
相互作用があり、どれか一つの状況が発生すると
そのほかも悪化します。
足元からしっかりと姿勢を正して行くことが
最重要になってきます。今回のような症状も
筋肉が上手く使われていないので発生した症状では
ありますが、多くの場合他の筋肉と協調性がとれていない場合に
その筋肉が使われすぎ使いにくくなる事が多いのです。
今回のような症状でお悩みの方は
→すぐに効果が出やすい
椅子スクワット
→予防
踵重心

この両面から意識して行くことが大事になりますので
ちょっと気にしてみてください。

この記事を書いた人

seitaiin koh